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ベネチア映画祭レポート⑤〜北野武『アウトレージ最終章』


今回のベネチア映画祭のクロージング作品に選ばれたのが、北野武監督の『アウトレージ 最終章』。

三部作で続いたアウトレージの締めとなる作品。

今回もまたオフィシャル・フォトグラファーを務めさせていただきました。


授賞式後の、最後の上映作品としてレッドカーペットに立つ北野武監督。


ファンの熱気が凄くて、情熱的なファンが大勢。

同じ日午後に行われた記者会見の時も、記者会見終了とともになだれ込むようにサインをもらおうとする記者たちの姿が迫力でした!



上映後も、ファンの「小学校の時から大好きだった!映画の神様!」という声が会場に響き渡っていました。

北野武作品らしいテンポの『アウトレージ最終章』。ヤクザ映画もベネチアでもお馴染みになりました。痛快な弾丸シーンが時に心地よく感じられました!

上映後、カメラのシャッターを押すのが、まるで銃弾でも放つかのように感じられ、私もかつてない心地よさで撮影させていただきました・・・!拳銃とカメラにはこんな共通点があったとは。




上映後の取材の北野監督。

ファンの多いベネチアでの上映は、同じ会場で鑑賞するファンの顔が見えるのがまた妙な緊張感があると語っていました。

作品的にはヤクザ映画はここで一旦終わり、次の作品は、もう少し具体的な言葉のやり取りを楽しむ「優しい作品」だそうです。

また、近々小説が出版されることも明かし、北野武の多才な面をまたまた覗けるようです。楽しみですね!

by 若


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