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パリ&カンヌレポ③ by Kazuko Wakayama


カンヌ映画祭が終わりました。

パルムドールは2017年に『ザ・スクエア 思いやりの聖域』で衝撃のパルムドールを取ったスウェーデンの監督、リューベン・オストルンドの作品がまたしてもパルムドールを!
短い間で、2度も最高賞を手にした監督はかなりの熱狂ぶりでマイクを手にして感動を語っていました。




「パルムドール受賞のオストリュンド監督」

実は最後の日に1本だけ、ジャーナリストやチケットを持っているひとでなくても、映画祭のパスさえあれば映画が観られるように取り計らわれているのですが、わたしが選んだのがこの『トライアングル・オブ・サッドネス』。
ジャーナリストの前評判がよかったので、とても気になっていたのでした。

前作と同じく、こちらもまた痛烈でシニカルで、それがあまりにもたのしくて会場内で観客の笑い声が。

たしかに、クルーズ客船が舞台になっていて、大金持ちの階層に対する視点が面白かったし、主役のファッションモデルの男の子がすこしボケているので、逆にこちらのほうがかわりに考えさせられてしまいました!
たしかに、楽しいし、パルムドールをとるのも納得。
きっと日本にも配給されるはず!




「第75回審査員長のヴァンサン・ランドン」

日本からは、是枝監督の作品で主演の韓国のソン・ガンホが男優賞を。
是枝さんにも現地でお会いしましたが、赤絨毯でも笑顔のシーンが多く見受けられ、カンヌの常連らしい、余裕を感じさせてくれていました。さすがだなあ・・・




「是枝監督の作品『ベイビー・ブローカー』チーム」


ほかに日本からは河瀬直美さんがオリンピックの記録映画をカンヌ・クラッシック部門出品していました。ある視点部門の『PLAN75』の早川千絵監督は、カメラドールという新人特別賞を受賞。
関わった作品が賞を手にすることができるというのは、幸せなことです。


「早川千絵監督」

ことしの映画祭も、たくさんの出会いがありました。朝から晩までカメラを手に、すでに真夏の日差しの下でカンヌ中を走り回り、それはそれは疲れましたが・・・大変いい時間を過ごさせていただきました。懐かしい顔ぶれのカメラマンたちにも、こうして一年に一度会えることも味わい深かったです。関わってくださったみなさまに感謝です!



さよなら、カンヌ。また来年。
TGVの車窓から


Photo by Kazuko Wakayama
Written by Kazuko Wakayama

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