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ヴェネツィア国際映画祭レポート①

ベネチア映画祭が今年も開催されています。
コンペティション部門には深田晃司監督作品『LOVE LIFE』、そしてオリゾンティ部門に石川慶監督の『ある男』が出品されているので、日本から俳優陣も来ていて賑わっています。
わたしはこちらの2作品のオフィシャルフォトグラファーをさせていただいています。

『ある男』はすでに1日に上映され、窪田正孝さんと妻夫木聡さんが登壇しました。お二人とも、ベネチアの海風に吹かれて気持ちよさそうでした!
作品は、人間の不可解な行動やそれを含めて人を愛せるか、ということを考えさせられる作品なのですが、主演女優の安藤サクラさんの演技力が効いていました。
上映後に会場のQ&Aで「血のつながっていない家族」がいまの新しい家族像なんだということを監督が言っていて、それはわたしも最近それをつよく感じているところだったので、すごく納得しました。



それから映画祭全般でいうと、前半で一番盛り上がったのは『BONES AND ALL 』のティモティ・シャラメが登場したとき。80年代のロックスターを彷彿させるような、背中の空いた衣装で会場は騒然!毎回ティモテは、独特な出立ちで現れるのでみんなの期待も高まっていましたが、今回はまさかの衣装でした。
メイン開場の赤絨毯前で炎天下でずっと待っていたファンたちに、サインをしてあげている姿もまたスターらしく、撮影に熱がこもりました。



ほかにもたくさんのスターが。
オープニング作品の『WHITE NOSE』にはアダム・ドライバーの姿。
『Immensity』には映画祭の常連、ペネロペ・クルス。




今回のベネチアはNetflix作品が多いことがまた特筆すべき特徴なのですが、ダーレン・ダーレン・アロノフスキーの『ザ・ホエール(原題)』でNetflixのオリジナルドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」で、全米のスターになったセイディー・シンクが登場。
赤絨毯の上で、不思議な魅了を醸し出していました。若手人気セレブらしさを感じました。



カメラマンにとっても、コロナ禍でおそるおそる開催された去年とは打って変わって、マスクの着用もなければ、1mずつの距離をとって撮影しなくてはならないという制限もなく、晴れ晴れとした気持ちでみんな参加できているようです。

後半も楽しみです!

(若)

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