新年、あけましておめでとうございます。
長いトンネルを抜けたような2023年を終えての今、みなさんは何を想っていますか。
景気の状況は、ほぼコロナ前に戻ったといいます。
その通り、私たちのカフェ・ケープルヴィルも、とにかく息苦しい時代からやっと抜け出すことができました。
でもそうしたら目の前の景色は変わっていました。
かつて賑わった時間帯に、よく見かけた風景はもうここにはなく、そのかわりに静かな時間が佇んでいたり、
よくわからないうねりで潮の満ち引きのようにひとが往き来するのを体感しています。
人の流れというもの自体があたらしい論理や力に導かれているんだと思います。
私個人のことを考えても、惰性でどこかに出かけたりすることはなくなりました。
ほんとうに行きたいところにほんとうに行きたい時に行く。そして会いたい人に、会いたい時に。
そんななか、6月にケープルヴィルは10周年を迎えました。11年目に入ったそのこと自体が奇跡のようで、美しい軌跡だと思います。
わたしたちのこの小さな場所に足を運んでくださり、わたしたちの紆余曲折にお付き合いいただいた方々をはじめ、
わたしたちにすこしでも関わってくださったみなさまに、とにかく感謝しかありません。
そしてまたゼロからスタートするような気持ちで、ひとが集う場所として
「いまほんとうに必要なこと」をひたすら追い求めていきたいと思っています。
ケープルヴィルにはカフェと写真館があります。
カフェのお食事やスイーツと写真との向き合い方を変えました。
両方が一緒にあるからこそ、できることはもっとあるはず。
もっと進化したい。ものやひと、そして家族さらには社会を見つめる写真館は、いまその存在の意味を深めています。
せっかくの「出会い」にもっともっと心を込めて、想いを込めて。
ここに集う方々に「わざわざ」選んだことへの意義を感じてもらえたら。
そう強く想いながらの2024年の幕開けです。
代表 若山和子
(CAPLEVILLE)
2024年1月 6日 21:26
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