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フランスレポ① by Kazuko Wakayama

カンヌ映画祭のため、フランスに来ました。

いつも日本からパリ経由で、カンヌに入るのですが5月のパリはとても気持ちがよく、
カフェのテラス席で食事を楽しむひとびとがとても幸せそうで
賑わうテラスを見ると、
このところいろいろなことがあったからこそ、
こうして人が集まる喜びが高まったのように思えます。
今のパリは、マスクもしなくてよくなって、
だれしもが開放的な気分を楽しんでいる様子です。









とくに5月になると日が長い・・・
夕方の8時になってもまだなお日が高く、
気持ちがずっと高揚したまま夜になります。

わたしは、束の間のパリを惜しむように、
あっちこっちを駆け回って用事を済ませます。

ケープルヴィルで必要なものの買い付けも重要な目的の一つ。
まずはカフェ用に厨房用品専門店へ。
パリではLes Halles レアルという地域に日本の河童橋のように何店舗か集まっていて、
わたしはSIMONというお店が行きつけです。

今回必要だったのは肉用のナイフ。
お肉をたべるときに、うまく切ることができるナイフを探しに来たのですが、
実にいろいろな形とデザインのナイフやフォークがあり、悩みます。
さすがにヨーロッパとあって、
ずっしりとした重みのあるものが多いです。
ナイフは、いかにも切れ味のよさそうなものがたくさんあります。
まさに必要としているものを買うことができました!

蚤の市に行くと、アンティークのシルバーの銀食器があって、
それもまた趣がありますが、
食器洗い機やお湯を使うと黒ずんでしまうことがあるので、
お店で使うには難しそう・・・と思い断念。

そんなことをしながら、
パリの友人宅にお食事に招かれて行ったら、
銀食器がでてきました。
こういうものでいただくと手の中にずっしりとした重みが感じられて美味しい食べ物が、さらに美味しく感じるのがまた不思議です。




さあ、またTGVにのってカンヌに移動です。
カンヌからはカンヌ映画祭レポをお届けしますのでお楽しみに!

(若)




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